第１９代アドルフ皇帝の御代。
南部皇帝直轄地で、代々騎士をつとめるトロイ家に生まれた、少女アグネシカ。愛称アギー。
子どもの頃からおてんばで、１７になった今もなおりません。赤毛のポニーテールをふりまわし、剣だ馬だと暴れん坊全開です。
ついたあだ名が『トロイの暴れ馬』 。

本当は……
アグネシカには夢がありました。

男しかなれない、騎士。
アグネシカは、騎士になりたかったのです。

騎士の家に生まれた以上当然の望みだと、アグネシカは思ってるのですが、『騎士は男』と４００年以上前から決まっています。
そこらの騎士見習いには、剣術も馬術も負けない自信があります。騎士には教養も必要なので、きちんと勉強もしています。
ただただ、うらめしいのは、アグネシカの体が女だということ……。

ああ、男になりたい────！

きけば、西方領の中でも西の西、大陸のはずれに、魔導師の住む塔があり、そこに住む魔導師なら女を男に男を女に変えることができるとか。
人間をカエルに変えるほうが好きだと、教訓絵本にもなっている怖い魔導師なのですが、騎士になるため男になるにはこれしかありません。

西に行く！

決めました。
しかし、アグネシカは（一応）騎士の家系のお嬢様。まわりは当然大反対。
騎士の父は激怒して、

次の披露会で優勝できたら許してやる。ただし、そうなったらもう親でも子でもない。どこへなりと行くがいい！

と、言いました。

いいわよ！　やってやるわよ！
私は男になるんだから！

売り言葉に買い言葉……。
こうしてアグネシカは、訓練の成果を発表する『披露会』で優勝するため、猛勉強を始めるのでした────────────

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プレイヤーキャラクターであるアグネシカの目的は、
８日後に行われる『披露会』で優勝すること
です。
そのために、自分の技を『披露会』用に磨く育成パートと、本番『披露会』でのコンテストパートがあります。

＜育成パート＞
午前中：自習
こつこつひとりで勉強します。
剣・馬・詩、どの勉強をしてもかまいませんが、コンテストには１つの部門でしかでられませんので、しぼることをおすすめします。
能力値があがったり、技を覚えたりします。

午後：自由時間
自由行動の時間です。外へ出るもよし、家にいるのもよしです。力になってくれる人との出会いがあるでしょう。
ここでも、目的達成のために、コンテストのことを考えて行動するのが吉です。
技を覚えられることがあります。イベントもあり。

夜：お風呂の時間
訓練後にお風呂に入ります。おんなのこのたしなみです。
イベントがおこることも。

技：
コンテストで披露する技です。
技には、固有の『威力』と『品格』があり、その２つで評価されます。組み合わせを考えて、コンボを決めると高得点！　午前中の自習中に、技の組み合わせを考えましょう。

コンボ：
技を組み合わせて作る連続技です。
たとえば、剣での出場を選んだ場合、『跳ぶ』＋『斬る』でスマッシュ！　
馬術での出場も同様です。華麗な技を披露してください。

詩作での出場を選んだ場合、まず、詩のテーマごとに、『喜怒哀楽』のなかから一つ気持ちを選びます。手持ちの言葉の中から、詩のテーマと気持ちにあった言葉を３つ選ぶと、詩ができあがるシステムです。
詩の内容と、選んだ言葉がぴったりあった場合、それがコンボとなって高得点が出ます。が、とんちんかんな詩になった場合は……ご想像通りの結果になります。

アグネシカは剣術も馬術も詩作も得意ですので、さまざまな技を持っています。
が、コンテスト向けとなると、まだまだ未知数です。ゲーム開始時に持っている技でつくることのできるコンボは、数個しかありません。できるけれど使えない技がたくさん隠れているのです。
訓練中に見つけ出して、さまざまな技を手に入れましょう。

イベントでのみ、見つけられる技・コンボもいくつかあります。華麗な大技を見つけることができれば、コンテストで役に立つことはまちがいありません。

その他：
コンテストで大切な『品格』は、普段の生活で磨かれます。たとえば服の選び方、たとえば香水の選び方、です。ただし『品格』はパラメータとして見えませんので注意が必要です。

＜コンテストパート＞
自分の能力と、技で勝負する本番です。
トーナメント方式で、 対戦相手がいます。
１回の対戦で、能力値で評価される前半と、技をくりだして勝ちぬく後半があります。
目指せ優勝です！

協力者がいた場合、会場へ応援に来てくれるかも知れません。

『披露会』が終わるとエンディングです。
エンディングはドレスアップしての『舞踏会』です。
アグネシカの未来はプレイヤーの両手に握られています！

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★『恋も仕事も』か、『キャリアで一花』か、『初志貫徹』かの３択ぐらいになります。
　 （これ以上はネタバレにつきひみつ）
★血のつながった人とはラブになれません。
★同時攻略はできません（たぶん）。
★愛する人が恋より仕事を選んでも、引き下がらないタイプの人もいます。
★わりに強引な人もいます。
★じっと見守ってくれている人もいます。

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★イベントスチルでちゅーくらいまでならあります。
★ラブエンディングなら、それなりにラブっぽくなる予定です。
　 （ただしあまり乙女モードではないかもしれません）

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